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「声をかけられたら誰彼かまわずついて行ったと思う。これはヤバイなと。それならちょっとでも知ってる人がいいと思って、真っ先に浮かんだのがＯＯさんだった。」
喜んでいいのか微妙な言い回しですな。
「バーカ、俺だって妻子持ちだぞ。」
「あははっ。そういえばそうですよね。とことんダメ女だな私は・・・」
そう言って助手席の窓越しに遠くを見る彼女。しばしの沈黙の後、「・・・ホテルいきませんか？もうどうにでもされたい気分なんです。」
おおっ・・・38年生きてきて女性からセックスに誘われたのは初めてですよ。
しかしそこはモテたことがない男の悲しい性。
無理して紳士を気取ってしまうんですね。
「正直メールもらってから会うまではその気まんまんだったけど、ベンチに座ってる姿を見たときに手を出すのはやめようって決めたんだ。だから今日は何もしない。」
「「今日は…」なんだ（笑）明日以降は気が変わってますよ。」
「それはそれで縁が無かったってことじゃないの」
チンコ半起ちさせながらなにをカッコつけてんだこのブタは・・・。
「次、あんなメールがきたら迷わず押し倒すよ。」
「ざーんねん。たぶんもうないですよ（笑）」
結局その日は何もなく普通にドライブデートしてサヨナラ。

10日ぐらい経ってから、ソレカラドシタノ？ということでいつもの焼き鳥屋に行こうと待ち合わせ。
あわよくばイケルかもという淡～い期待を抱きながら。